そして俺は玄関の前まで来て、チャイムを鳴らした。 すると、奈々のお母さんが出た。 「すみません、奈々さんはいますか?」 と俺が聞くと、柔らかい笑顔で俺に 「えぇ。部屋にいるわよ、上がる?」 と聞いてくれた。 奈々の笑顔は奈々のお母さんに似てると思った。 そして俺は部屋に案内してもらった。 奈々のお母さんは、後でお茶を持っていくわね、と言い、リビングに戻って行った。 俺はノックもせずにドアを開けた。 すると、奈々はベットに伏せて居た。