「ごめん、できない…」
そう言うと咲が
「じゃぁ、奈々ちゃんのこと、いじめるよって言ったら?」
「な…っ!!」
「ずっと好きだったんだから!!それくらい、いいじゃない!!」
奈々をいじめると言われたら何も言えなくなった。
「ねぇ、みぃ君。抱き締めて…?」
俺は少し躊躇った。
「いいの…?奈々ちゃんいじめても。」
「絶対奈々に手をだすな。それと、本当にこれで諦めてくれるんだよな…?」
そう言うと咲は笑いながら言った。
「もちろん。」
そして、俺は、
咲を抱き締めた。
すると、次の瞬間、何かが落ちた音がした。


