走ってきたから直ぐに着いて、現在生徒会前!
あのバレンタインの時みたいに話し声はしなくて、何処と無く安心した。
「よし!開けよう!」
そして私は、ドアを開けた。
―ガチャッ
「みな…」
私は目を疑った。
だって…
だって…
―ドサッ
鞄が手から落ちた。
すると陽が驚いた表情をしてこっちを向いた。
「奈々…」
私は走って生徒会室から飛び出した。
「奈々…っ!!」
見たくもなかったよ…
陽と咲ちゃんの…
2人の抱き合っている姿なんて―…
振り返っても、陽は追ってこない。
私たち、もう終わりなの…?


