君の心臓を、私にちょうだい


「おー、いいよー」




ほらね。



ほらね。



ほらね。





涙が、頬に伝う。




どこかで期待していた自分。


ほんと、ばか。











「第二ボタン以外ならな」







……え、



ざりっ、ざりっ、


砂利を踏み締める足音がこちらに近づく。



うそ、






涙腺が、崩壊した。





*君の心臓を、私にちょうだい*
(違うよ、卒業式だから、泣いてるんだよ、)