籠の中の鳥

Yシャツがはだけてる拓登を見て、いらだちが増した。

『何考えてんの?何時だと思ってんの?2時で終りなんじゃなかった!』

一方的に私は言いたい事を、まとまらずに、次々と言った。

「ほんとにごめんね。先輩がアフター付き合えって言って、ボーリングしてた」

『だったら連絡の一つや二つ出来たじゃん!しかもアフターって、あんた今日しか行かないのに行かなくていいんじゃないの』

「明日も手伝う事になったんだ。でももぅアフターも行かないし、明日でほんと最後にするね。ごめんね……」




ほらまた…




拓登のお得意の
ごめんね
が出たよ。

それで私は許すんだ。
許してしまうんだ。

明日で本当に最後って事で、結局許してしまったんだ。

そして、私の大好きな拓登の腕の中で、寝た。