籠の中の鳥

祭りが終った後、私達は遊びたりなくて、みんなで公園に行って、また飲んでいた。
ゆうちゃんと圭子が
「今度4人でどっか行こう」
と言っていた。
その時、イズミさんと付き合ってた英二が、淋しそうな顔をしていたんだ。

イズミさんは、社長の娘でもあって、門限とかが厳しかった。

私達は
「『イズミさんが家出れる時、みんなで遊ぼう』」
と、みんなで英二をなぐさめたりしてたんだ。


これから楽しくなりそう。




その日は拓登んちに泊まった。

拓登とやろうとした時、拓登が
「お酒飲んだからたたなぁい」

とか言って、未遂で終った。

面白くて圭子に電話したら圭子がすごく心配してた。

それが面白くて、爆笑したら、圭子に怒られたんだ。


拓登の腕の中に入り、耳を触られながら、眠りにつく時が大好きだった。