時間が経てば、忘れると思った。 人を好きになって、 振られて、 また、 違う人を好きになって。 そういうものなんだろうと、 頭では理解していたんだ。 でも、俺の頭と心は、別の動きをする。 頭で制御できない。 春休みが終わっても 新学期が始まって、 美音とクラスが分かれても、 忘れることなんて、できなかったんだ。 たまに廊下で見かけるだけで、 俺は、 自分の中にある抑えきれない想いを、 いつも 感じていたんだ。