次の日、
ちょっと、気まずい感じがしたけど、
ちゃんと昨日のことを、美音に謝ろうと思った。
朝、美音が「おはよう」と小さな声で、
俺の席の横を通りすぎだ。
俺は思わず美音の腕を掴んだ。
「美音、ちょっと・・・」
俺は、そのまま美音を廊下へ連れて行った。
やっぱり美音は、ぐーと下を向いてしまっていた。
「昨日は、ごめん。
俺、美音の事大事にするよ。
だからもっと・・
思っていることとか、たくさん話しよう。
俺・・・
ごめんな・・」
俺がそう謝ると、美音は小さな声で
「私も・・・ごめんね」
と、謝ってきた。
そして、泣き出した。
また、泣かせてしまった。



