真夏の雪

結構若いな…。鈴の姉か?髪型もポニーテールで見た目は22才くらいかな?


挨拶しといた方がいいよな…?

この家の住人だし。

雪斗「あ、俺鈴の友達で雪斗って言うぜ!あだ名はユキだ!


…いつものノリで言ってしまった。
まあ許せよ。


琴音「はじめまして~。私、鈴の母のぉ琴音(ことね)といいますぅ。


雪斗「おう、よろしく!

琴音「よろしくね~。


不思議な違和感があった。


雪斗「…母?


琴音「はぁい~。



雪斗「マザーなのかぁー!?


ま、マジか!?ってことは32は確実に越えてなきゃおかしな事になる…。



琴音「そこのカレーあんパンわたしが考えたんですっ。



…聞いてないし。


雪斗「風邪引いてんだろ?おとなしくしてな。あとやるから。

琴音「はい、これ!


あんパンに羽が付いてて…つぶらな瞳とくちばしのついた謎のプリントがされたエプロンが手渡された。


雪斗「……。

引き受けた以上着なきゃだめだろ…。

雪斗「サンキュー…。


手渡されたそれを装着した姿は…怖ろしく似合わなかった。

琴音「きゃあ~!
かわいぃ~


雪斗「…ま、まあな。

琴音「あとよろしくね~。