「泣くとまた苦しくなるから」


結菜は泣き止んだ。


「あのさ、結菜が体が弱いから運動してほしくなくて…俺がいかないと結菜もいかないだろ」


…わたしのためだったんだ。


「そうだったの。ありがと。」


「あと実は、先輩に組にはいらされてDVDを売っている。」


…犯罪だよね?


「ごめん。悪いのはわかってるんだけど、辞められないんだ。」


「結菜が別れたいなら別れる。」