結菜が倒れたと知った廉。

「結菜、大丈夫か?」



「…れ…ん」


「ごめんな。俺のせいだよな。」


「う…う…ん…」


結菜は発作の後、体が痺れてまともにしゃべることが出来ない。


「俺はここにいるから、治まるの待とう」


結菜は、硬直した手を無理に動かし廉の手に触れた。

「大丈夫だから。」


廉は頭を撫でてくれた。


久々に廉の愛情を感じた結菜は涙を流した。