「んじゃ姉貴の連絡先送っとくから、絶 対連絡してあとで」 「おう、サンキュー」 俺は用を済ませたんだから、早く姉貴の 話題から避けたいと思った。 「あ、」 「何かあんの?まだ」 「年、名前、顔。最初のメールで忘れた ら着信拒否されるぞ」 「あー分かった分かった」 「あと、そんなに俺の姉貴良いやつじゃ ないからな」 俺が念には念を入れて話しているのを青木は受け流していた。