「母さん...」 薫さん、という文字の下にこの文章があった。 なんでこんなに気が強いんだ女は。 これだから、女は。 「零くーん、早く終わらせようとしても意味ないんだよ」 「お前もんなに楽しそうじゃないだろう」 「俺はもう決めてるから」 そう言って、指差したカタログ。