「早水くんです」 母さんが笑顔で言った。 今日は化粧とか服とか、あと家の中の様子もなにもかも違う気がした。 「まだ24歳のくせに結婚していいの?」 「はい!俺は薫さんを幸せにしたいから」 「くっさい台詞だな」 「ほら、零は黙ってなさい!」