そんな先生の言葉に
不覚にもドキッとしてしまう…
先生はゆっくりと歩み寄ってき、
私の制服のリボンに触れる……
「楠さん…」
―ドクン…―
「な…んですか…?」
「さっさと体操服に着替えて下さい。
掃除をするので汚れますよ?」
えっ?
「まったく…早くしてくださいよ。
じゃないと今日中に
終わらないじゃないですか。」
…そっ掃除の事ですかい!!
「あれっ?どうしたんですか?
もしかして…僕が貴女に
何かするかと思いましたか…?」
うっ…
「おっ思ってない!」
「本当ですかね?」
…先生、顔笑ってるよ!
………!!
もしかして…
「わざ…と?」
「どうでしょう?」
なんでこんな奴の言葉にドキッと
してしまったんだ自分……!!
