それから閉館時間まで
みっちり教えて貰い、
図書館を後にした。
「んー…」
疲れたなぁ…
今はほのかと一緒に
家に帰ってる最中。
こんなに化学の勉強するのとか
初めてだよ…!
「千尋、明日も後藤に
教えて貰うんだよね?」
「そうだよ!
ほのかも行くでしょ?」
「まぁ行くけど…邪魔じゃない?」
「え、何で?
ほのかもずっと数学やってるから
別に邪魔じゃないよ!」
「そうじゃなくて。
千尋、後藤と良い感じじゃない?」
「えぇっ!?」
なっなにそれ!!
ほのかが急に
変なこと言い出したから
思わず多きな声を出してしまった。
