楠さんの恋人!




「俺は解らないことを
そのままにして欲しくないから
そうやって素直に言ってくれる事、
凄く嬉しいよ?

だから俺に
遠慮なんかしないで?」




そう言った後藤くんの顔は
凄く優しかった―…


「それに俺の教えかたが
よくないのかもしんないしね。

もっと解りやすく説明するから。」



「後藤くん…」

「ん?何?」


絶対、後藤くんの教えかたが
悪い訳じゃないのに…


「ありがと。私、頑張る!」

「おうっ!」



本当…後藤くんには
お世話になりっぱなしだよ。

先生の事で落ち込んでる時だって
優しかったし…

私も後藤くんに
何か出来たらいいな。

いつかお礼しないと。