楠さんの恋人!






「そう…ですけど…
何でしょうか…?」





「今日は学校にきてませんが…
どうしたんですか?」




心配…してくれたんだ…



先生が心配してくれた事が
何故か嬉しかった。





「えっと…気分が悪くて……」



そう私が言うと先生は
ほっとした声で



「そうですか…良かった。」



そう呟いた―…






「じゃあ、まだ補習は
残っているので治ったら
来てくださいね…?
ゆっくり休んで下さい。」




「はい…
ありがとうございます…」




私は泣きそうになりながら
電話の受話器をそっと置いた。