「でもまぁ……
楠さんが着替えさせて欲しいなら
話は別ですけど…?」
なんて言いながら
静かに私の方をじっと見つめる。
「…けっ結構です!」
先生の視線に耐えられなくなり
サッと目をそらす。
何か……恥ずかしいんですけど。
「そうですか残念です。
では着替えたら準備室に
来てくださいね?」
そう言い残すと
化学室から出ていった。
何だろ…
すっごい顔が熱い…
まさか…私、先生の事…好っ
―ガチャッ!
「それから楠さん、
明日は有無を言わさず
トイレ掃除して下さいね。じゃあ。」
―パタンッ!
…きなわけ無いなっっ!!
