『陽…鞠…陽鞠!!』 目を開けると母親が居た。 後から聞くと私はかなり 打ち所が悪く、 命を落とす所だったという。 私が目を覚まし、 医師も驚いていた。 晴哉が助けてくれた。 すぐ分かった。 暗かった私のトンネルに 光が見えた。 晴哉がくれた生きる意味を 無駄には出来ない。 晴哉が死んでから 初めて大声で泣いた。