そして出発の日。



私は晴哉を見送りに
空港へ行った。




『お土産期待してろよ?』



そう言うと晴哉は私の頭を撫でてエスカレーターに乗った。



見えなくなるまで手を振った。




あと二週間すれば帰ってくる!


そう思っていた。