そんなある日だった

それは、いつもと変わらないいつも通りの休み時間

「角野ー、あのさぁー」

「何〜、春田?」

私は声のする方へ振り返った

ドキッとした

それは…

角野さんと春田が二人で話している光景だった

二人は、まるで恋人のように楽しそうに、

笑いながら話していた

ほっぺたにスーっと涙がすべった


私は、その光景をみていられなくなって夢中で走った


角野さん…
私が春田のこと好きって知ってるくせに

何で… 何で


私は、学校を出て草原へと向かい、一人で泣いた