「何この問題!!ヒント載ってないの!?サービス悪っ!!」


隣でギャーギャー騒ぐ女・宮野。




「うぜぇ」


俺が言うと、宮野はこっちを見た。



「何?谷崎わかんの?」

ヒョイッと俺の問題用紙を見ようとしたから、手で隠した。



「見んな」


「意地悪〜!Sじゃん、ドS!!」



チラッと見せてやると、


「あーね!簡単じゃん!!」


と、言って笑いながら席に戻った。



なんだよ、その笑顔。






…反則だろ。