「バカ…」



あたしは小さく呟いた。



ガタッ



下から音が聞こえた。



多分食器を片付けている音だよね…。



はぁ…。



あたしも…



凪以外を好きになれたら…



いいのに…。



あたし達は双子じゃない。



だから余計辛いんだ。



ホントの双子だったら諦めがつくのに…。