『愛ちゃんおはよ〜』


『おはよう龍太郎』


『超目玉焼きの、いいニオイがするよ。いいなぁ。ちょっとだけちょうだい愛ちゃん!!』


『なんか今日は龍太郎が早く起きてくるような気がして、目玉焼き2個作っておいたのよ。そこに置いてあるの食べていいよ』


『いぇーい!やった!愛ちゃん大好き!!』


『はいはい。目玉焼きが好きな龍太郎くん、ちゃっちゃっと食べちゃいなさい!』


『あーい!いっただきまぁす!!』


よくある朝の風景。


大学生の龍太郎は朝起きたり、昼に起きたり、時間はバラバラ。


たまに朝から学校に行く日は、こうやって目玉焼きのニオイにつられ起きてくる。


『マリちゃんさっき、帰って来てたよ。俺トイレで会ったけど、めちゃめちゃ吐いてた』


『あららぁ大丈夫かな。朝方までは久しぶりだよね。最近、仕事終わったら直行で帰って来てたから、いつも2時には帰って来てたのにね…』