「失礼しまーす」





入って先生のとこに行くと



1人の女性生徒と話していた




「このままだと、就きたい所に就職できないぞ?」




立ち聞きする気は無いけど


聞こえてしまう




「いいですよ、もう


なるようになりますから」




先生はこっちを見て




「お、平井どうした?」




「じゃあ、失礼します」




その人はそのまま去ってしまった




「あ、おい!」




先生が呼びとめたが止まることは無かった



「あれだから、快陽は・・・」



何かあったのだろうか



あ・・・

「仕事のことなんですけど



俺、卒業しても続けたいと思って・・・



その報告を」




「そうか、毎日大変だろうが


よく通えてるな」



「はい」



「まぁ、これからも頑張ってくれ」