誠の道ーキミと共にー







屯所では負傷者の手当てが行われていた



夜遅くということで松本の姿はない。


実家が針医者ということで少し医術に心得のある山崎が治療におわれていた。




(どういうことだ
 薬を塗ったはずなのに、一向に回復する気配がみられない)




山崎の治療は丁寧だった。
にもかかわらず、隊士たちの容態は悪くなる一方であった。




そこに、原田と沖田が部屋に戻ってきた。




「総司、璃桜の姿が見えねえが・・・」



「・・・確かに」



屯所に戻った時から璃桜の姿を見ていない


・・・いや、隊務から帰ってくるときから。





「「‥‥‥‥」」



二人が部屋の入口で黙っている時だった。




「・・・邪魔です」



「「!?」」