誠の道ーキミと共にー

その時、沖田さんがくるりと振り返り
後ろから迫ってくる見廻組の前の地面に
剣をひと振り振るった。




どういうわけか風圧だけで
沖田さんと見廻組の間の地面がけずれた




(あ、あんなことができるのか・・・)




私は呆然としていた。


だから、気づかなかった。

実は、背後に忍び寄る影があったのを。






「憎悪だけの勢いで、刀を握るな。」




その鋭い眼光に見廻組は怯んだ。



そして前に向き直り、
目の前の怪物と対峙した。




目の前の影は、「ウォォォ!」と吠えている。




沖田さんは一歩前に歩み出て、刀を握りなおした。



ぐっと溜めて、怪物めがけて走った。




「無理だ総司!
 刀じゃ届かねえ!!」




沖田さんが近づいてくると、怪物は大きな腕を振り上げて
勢いよく沖田さんめがけて振りかざした。




「総司!」