誠の道ーキミと共にー

璃桜の目線の先には、原田の槍を折った黒い塊が佇んでいた。



その周りには、無残にも切り捨てられた
浪士の遺体が転がっていた。



(うわあ、初めて見た。
 今までの浪士惨殺事件は、あれのせいだったんだ・・・)




よくよくみると、
円の外側には仲間の負傷者もいるではないか。




(これはこれは・・・
 はやく助けないと・・・)



視線を動かすと、原田さんと沖田さんが話している姿が目に入った。




(あ、沖田さんたちの方がつくのが早かったのか)




そんなことを思っていると、複数の足音とともに
あかりが近づいてきた。




見回り同心組だ。




「ややっ、なんとゆうことだ!」




その中のひとりが目の前の怪物をみて声を上げた。




「むむっ・・・
 そこにいるのは壬生浪士か!?」




その男は浅葱色の羽織を見つけると眉を顰め、
声を上げた。