誠の道ーキミと共にー

「原田さん」




焦る原田のとなりに、沖田がゆっくりと近づく。




「わりぃな、総司。
 どうやら俺たちだけじゃあ、無理のようだ」


原田は、折れた槍をカシャンッと地面に落とした。


そして腰にさしていた刀をスラリと抜いた。



「・・・璃桜はどうした?
 姿が見えないようだが」



いつもは沖田の隣にいる璃桜の姿がない



「あぁ。
 あいつには別任務を任せました」



「別任務?」



沖田の発言に、原田は首をかしげた。










その頃、私は民家の屋根を渡り歩いていた。

足音一つ、下で眠っている人たちに気づかれぬように。



(やっぱり、静かすぎる・・・
 どうして、こんなにも胸がざわつくんだろう)




野良犬の遠吠えも、
木々の揺れ動く音も聞こえない。


そのことが璃桜の不安を煽った。