誠の道ーキミと共にー

そのまま視線を前に持っていくと
大きな黒い塊が目に入った。





「化けもんかよ・・・」




原田はぽつりとつぶやいた


その顔には焦りの表情が浮かんでいる。



目の前の黒い塊は
人型であるはずなのに
人間の大きさをはるかに超え、
今にも人間を飲み込んでしまいそうな
深い真っ黒な毛に覆われていた。



目の前の怪物がウォォと鳴き声をあげる



原田はちらりと後ろを向いた



後ろには傷ついた隊士たちが数人倒れていた。



(これはまずいな・・・
 傷ついている隊士もいるからはやく切り上げねえといけねえのに
 まったく刃が届かねえ。


 どうする。
 そうすればこの状況を乗り切れる・・・?!)



焦りはじめる原田に、声が届いた。




「原田隊長!!」




どうやら応援部隊が到着したようだ