誠の道ーキミと共にー

「お前の瞳は、全く生気がない。


 心がない、とでもいうのか?



 虚ろな、からくりのような瞳をしていた。」



まさか、私の本心を最初から見破っていた?


その事実に目を疑った。



感情を顔に出さないのは慣れているはずだったのに。





「…否定はしない。



 だが、それがなんだというんだ。


 別に、私に生きている意味は-----っ!!」



「どうした、璃桜ちゃん!!」




「くっ」



突然、頭が割れるかと思うほどの頭痛に襲われた。



「はっ、いや…」



両手で頭を抱えるようにして、痛さを耐えた。