誠の道ーキミと共にー

ただ…私はもう旅を続けることができないようだ。




死んだら…父様と母様の3人で暮らせるかな。




「でもよ…」



それでも納得できないらしく原田さんは私をちらりと見た。




「璃桜ちゃんの気持ちはどうなんだよ」




私の気持ち?



どうしてそんなものを聞く必要があるんだろうか。




「原田…

 優しさだけでは救えないものもある」




原田さんの隣の今まで寝ていたんじゃないかと思うほど影の薄かった人が口を開いた。




「齋藤…」



救う?
何を。もしかして私を?



私は特に表情を変えずに近藤さんを見た。



近藤さんは相変わらずニコニコしていた