誠の道ーキミと共にー

「近藤さん、この試合、今すぐ止めるべきだ!!」



璃桜の危険を察知し、この試合の中止を近藤さんに求めた。


しかし、近藤さんはそれを認めなかった。




「トシ、これを俺たちに止める権利はないよ。」



「なっ」

もっともな意見だった。

でも、そうしたら、このままいったら、あいつは死んでしまうかもしれねえのに!!


もう一度、近藤さんのほうを見ると笑ってた。



・・・近藤さん?



何がそんなに楽しいんだ?


総司の勝利が目に見えて、嬉しいから笑ってんのか?



んなわけねえ!!

近藤さんはそんなことを望む人じゃない。



なぜだ?


近藤さんがああいった理由があるはずだ。



それは、なんだ?



「土方君」


とっさに呼ばれ、山南さんのほうを見る。




「この試合、止めるなんてもったいないですよ。」



-----土方君も、しっかりとその眼で見届けなくては。


・・・なんで、近藤さんも山南さんも笑顔なんだ??