誠の道ーキミと共にー

道場にはたくさんの人たちが稽古に励んでいた。


しかし、近藤たちが姿を現すと一斉に頭を下げ「ご苦労様です!!」とあいさつをした


すごい、結構大きい道場なんだな・・・


璃桜も父が侍だったため、道場で練習していたがそれは父の所有物で規模が小さかった。



だから、感嘆のため息が漏れた。



そこにむさくるしい臭い。


一気に璃桜の顔は強ばった。



仕方ないか、これだけの人がやってるんだし。


それに、よく稽古にはげんでいる証拠だ。



「それで、相手は?」



「もちろん、俺が-----」



「俺が相手をする」



原田が答えようとしたが、遮られ沖田が相手をすることになった。




竹刀を構え、「一本勝負、始め!!」審判の声が良く道場に響いた。




・・・めんどくさ。



でも、約束は約束だし。



守ってもらいますよ、天才剣士の沖田さん