「話は変わるが、お前、さっきのどこから聞いていた」
土方が睨みつけるように聞いてきた
さっき、きっと私が隣の部屋にいたときのことだろう
私はそっけなく答えた。
「・・・沖田さんが団子を食べようと近藤さんを誘っているところからです」
そこからか・・・と土方さんは額に手を当ててため息をついた
その様子を近藤さんはにこやかに聞いていた。
が、いきなり、話に割って入ってきた。
「トシ、まだ、彼女の名前を聞いていないだろう」
「はあ?
んなもん、聞く必要ねえだろ」
「こんなにも美しい女子の名前は聞くべきだよ
それに-------」
最後のほう、近藤さんは土方さんに耳打ちして、私には聞こえなかった。
でも、それを聞いて土方さんの表情が一瞬だけ変わった。
「ね?
トシ、そういう事だから」
「・・・ああ、そうだな。
あんたがいうなら、そういう事だな」
その返答に近藤さんは満足したのかそれ以上何も言わなかった。
「それで、お名前は?」
山南さんが、久々に口を開いた。
山南さんの微笑みからは近藤とは違う、思いやりや、優しさが滲み出ていた。
近藤さんは何考えてるかはさっぱりわからない。
土方が睨みつけるように聞いてきた
さっき、きっと私が隣の部屋にいたときのことだろう
私はそっけなく答えた。
「・・・沖田さんが団子を食べようと近藤さんを誘っているところからです」
そこからか・・・と土方さんは額に手を当ててため息をついた
その様子を近藤さんはにこやかに聞いていた。
が、いきなり、話に割って入ってきた。
「トシ、まだ、彼女の名前を聞いていないだろう」
「はあ?
んなもん、聞く必要ねえだろ」
「こんなにも美しい女子の名前は聞くべきだよ
それに-------」
最後のほう、近藤さんは土方さんに耳打ちして、私には聞こえなかった。
でも、それを聞いて土方さんの表情が一瞬だけ変わった。
「ね?
トシ、そういう事だから」
「・・・ああ、そうだな。
あんたがいうなら、そういう事だな」
その返答に近藤さんは満足したのかそれ以上何も言わなかった。
「それで、お名前は?」
山南さんが、久々に口を開いた。
山南さんの微笑みからは近藤とは違う、思いやりや、優しさが滲み出ていた。
近藤さんは何考えてるかはさっぱりわからない。


