誠の道ーキミと共にー

「うちの総司が、手荒なことを・・・


 しかも、女子に・・・」



「近藤さん、そんなことをちんたら話してる場合か」



近藤さんの隣にいるいかにも美形な男が近藤さんに言った


それに、近藤さんは、むっとした様子もなく言い返した



「おや、そんなに妬かなくても。


 彼女が俺ばっかりと話しているのが気に食わなかったかい、トシ?」



あんなことを言われておいても、近藤は余裕だ。



トシ、といわえた男は言い返すでもなくため息をついた。



「そういうわけじゃねえよ。



 さっきから、全然話が進んでねえだろ」


指摘を受けると、おや、そうだったね、とまるで今きずいたかのように反応した。



「そういえば、自己紹介がまだだった。


 
 俺は、昨日も言った通り、ここの局長、近藤勇。


 で、こっちが、副長の土方歳三(ヒジカタトシゾウ)」


近藤さんは隣を差しながら言った。


そして、今度は私から見て左にいる隣の人。


「この人は、ここの参謀で山南敬助(サンナンケイスケ)


 んでもって、こっちが」


今度は私のすぐ隣、青年のほうを向いて


「一番隊隊長、沖田総司(オキタソウジ)」


と紹介してくれた。