誠の道ーキミと共にー

「離桜ちゃんのいないときは山崎君がみんなの様子を見てたから、山崎君と話してくるのが良いんじゃない?」



「沖田さん・・・」


後ろを振り替えるとにこりと微笑んだ沖田さんがいた。

その微笑みには若干の不安が伺える。



「・・・山崎さんは今どこですか?」



「あれ、さっき土方さんと話してましたよね?」


「あ、あぁ。山崎は今出ている。もう少ししたら戻ってくるはずだ。」


「?そうですか・・・」



土方さんの反応に違和感を覚えたが目線をそらされた


それから私は、山崎さんが帰ってくるまで、未だに起きる気配のない隊士たちを診て回った


(どこも可笑しい所はない。熱もない。じゃあ、なんで起きないんだ・・・?)