誠の道ーキミと共にー

そういえば、わたし、さっき、夢を見ていたような・・・


璃桜は必死に思い出そうとするが、思い出せない。


うーん、なんだっけな~。


でもまあ、あんまりいい夢じゃなかったような気もしたし、いっか。



「昨日はよく眠れましたか?姫」

は・・・?


ひ、姫!?!?


驚く璃桜の気持ちを知ってか知らずか、近藤は笑顔で話しかけてきた。



近「昨日は、いきなり倒れるからびっくりしたよ。


 なにか、気に障るようなことでもしてしまったかな?」



ここは、深刻そうな顔をして聞いてくるものじゃないのだろうか


近藤は変わらず、にこやかだ。



 
「まあ、たしかに、うちは人斬り集団なんて呼ばれてるけどね。


  驚いてしまったかい??


  ここが屯所だとわかって。」



「あ、すみません・・・

 
 いきなりだったもので・・・」


その返答に今度は笑顔を向けた



「総司から、昨日のことは聞いたよ。


  すまなかったね」


近藤さんは申し訳ないような顔をした