誠の道ーキミと共にー

「ッ!!」



私の発言にアブリエルは目を見開いた


でも、今の私には気づくことができなかった。



「お前たちのいう宿願とはなんだ、答えろ!!アブリエルッ!!」



呆然と私を見つめるアブリエルに気づかないまま私は声を荒げる。



「アブリエル、私は、一体なんなんだよッ!!!!」



私の本心。

私の存在理由。



私は、制御していた糸が切れたかのように喚いた。



「落ち着け加賀美!!」



そこを後ろから沖田さんに羽交い締めにされる