誠の道ーキミと共にー




『かーごめ、かごめ、かごのなかのとぉりぃは、いついつでぇあう。

 よあけのばーんに、つーるとかーめがすぅべった。

 うしろのしょーめんだーあれ』


----------------------------------------------------------------------



璃桜が目覚めると、一瞬、固まってしまった。


この天井、やっぱり・・・


昨日見た天井と変わりがないことを確認すると、ため息をついた。



昨日のことが夢であったらよかったのに・・・

そうも、いかないものか・・・


がっくりと肩を落とすと、隣の部屋から声が聞こえてくるのが分かった。



『近藤さーん、山南と一緒にお団子食べませんか?』



『おお、それは良いな。』


『お団子なんて、久々です。』


『ああ、土方さんのはないですからね。心配せずとも大丈夫です』


『・・・何が大丈夫なんだ総司!!』


『ええー??
 察してくださいよ、土方さん。これだから、ひじかたさんは。
 やれやれ』


『てめぇ、そこになおれ、いますぐ斬ってやる!!!』


な、なんか、和やかな会話から恐ろしいことになってる・・・


っていうか、なんか・・・


すると、いきなり襖が開いた。


「「あ」」


入ってきた青年と声が重なった。