『かーごめ、かごめ、かごのなかのとぉりぃは、いついつでぇあう。
よあけのばーんに、つーるとかーめがすぅべった。
うしろのしょーめんだーあれ』
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璃桜が目覚めると、一瞬、固まってしまった。
この天井、やっぱり・・・
昨日見た天井と変わりがないことを確認すると、ため息をついた。
昨日のことが夢であったらよかったのに・・・
そうも、いかないものか・・・
がっくりと肩を落とすと、隣の部屋から声が聞こえてくるのが分かった。
『近藤さーん、山南と一緒にお団子食べませんか?』
『おお、それは良いな。』
『お団子なんて、久々です。』
『ああ、土方さんのはないですからね。心配せずとも大丈夫です』
『・・・何が大丈夫なんだ総司!!』
『ええー??
察してくださいよ、土方さん。これだから、ひじかたさんは。
やれやれ』
『てめぇ、そこになおれ、いますぐ斬ってやる!!!』
な、なんか、和やかな会話から恐ろしいことになってる・・・
っていうか、なんか・・・
すると、いきなり襖が開いた。
「「あ」」
入ってきた青年と声が重なった。


