誠の道ーキミと共にー

あまりにもはっきりとした物言いに目を瞬かせた。




「原田さん・・・?」




「璃桜ちゃん、意外に鈍感なんだなあ・・・!!」


「はは、総司がかわいそうに思えてきたぞ」




原田さんに混じって、永倉さんまで笑い出した。



私には全くわからなくてえ?え?と
混乱してしまった。





「つまりだな、総司はお前にけ・・・」


「わわわっ
 一くん、待って、待って!!」



斉藤さんが何か助言してくれそうだったけど
それを平助さんが遮ってしまった。



じぃっと平助さんを見つめると
私の視線に気づいた平助さんはバツがバツがそうな顔をした。





「ええっと・・・



 そうだな、なんて言えば・・・」




少し悩んだ挙句、平助君は良い案でも浮かんだのか
バッと顔を上げた。