誠の道ーキミと共にー

隊士たちが帰ったあと、部屋には
私と幹部のみんなが集まっていた。




-------全く動かない沖田さんを囲んで。






「沖田さん、全く動かないですね・・・」


私がかがんで顔をみようとしたら、横に倒れた。



えぇ?!


驚いていると、すーすーと規則正しい寝息が聞こえてきた。



あ・・・
寝ているだけですか・・・




(なんだか拍子抜けしちゃった・・・)



とりあえず、何事もなくほっと胸をなで下ろした




「芹沢さん・・・
 大丈夫でしょうか」




芹沢さんの帰ったあとを見つめてそう呟いた。





「・・・沖田さんが毒を盛ったり、とかではないですよね?」



一抹の不安が私の脳裏をよぎった。




「あはは。それはねえよ」



しんっと静まり返った部屋に原田さんの豪快な笑い声が聞こえた。