誠の道ーキミと共にー

私は、藍屋さんの一室を借りて、
着替えていた。




「まさか、お侍はんとこないな場所で再開できるやなんて・・・」




着替えを手伝ってくれているのは
明里さん。


明里さん。
私、お侍じゃないんです・・・



そうとは言えなくて、
「あはは」と苦笑いを返した。




最後に、ぐっと帯をしめられた。




「はい、これで大丈夫や。


 いいでっか?
 璃桜はんにはこれからうちの新造として働いてもらいます。


 新造は遊女見習いどすから、
 そないな気ぃ張らなくとも大丈夫やさかいね」




そう言って、明里さんはにこりと笑った。