誠の道ーキミと共にー

そういうと、明里さんは
バッと勢いよく顔を上げた。




「そやった・・・


 花鈴、急いで帰らなあかん」





明里さんは顔をあげると
深刻な顔をしていった。





「どないしたんどすか?」




私も事情が掴めなくて
首をかしげる。





「みぶろや。」




「え?」





明里さんが言ったことばに固まった。




「いま、
 橋んとこで数人の浪士と言い合いになってるんや。



 巻き込まれる前に、はよ行かな!」




そう言って、明里さんは
花鈴ちゃんの手を掴んで走り出した。




けれど、一回立ち止まって
私の方を振り返り




「お侍はん、これらのお礼はまたいつか、必ずお返ししますさかい
 今は、すんまへん!」