誠の道ーキミと共にー

沖田さんの制止の声も聞かず
私は隊から離れた。




沖田は、璃桜を追っていこうとしたが
思い止まって璃桜とは逆方向に歩き出した。




「ったく・・・」










「おいおい、姉ちゃんよぉ」


「俺らと遊んでくれればいい話なんだよ」



「こ、困ります・・・」




目の前には、二人の浪士と女の子がいた。


女の子が浪士2人に挟まれるようにされていた。




「いいじゃねえかよ。
 さ、行くか」



「っ」





浪士二人が、無理やり女の子の手を取って歩きだそうとする。

女の子は既に、泣きそうだ。




「おい。」




「あ゛ぁ゛?」