誠の道ーキミと共にー

青い空。
京の、この賑わい・・・



そして、私たちを見つめる冷めた視線。





ただいま、一番隊、京の町を巡察中。




耳に入ってくるのは
賑やかな話し声。



ではなくて、
その大半が、
私たちに受けられたモノだった。




「みぶろや、みぶろ」


「ほんまや。
 よくもまあ、歩けるもんやな」




聞こえていないと思っているのだろうか。



人々は、口に手を当てて
こそこそ話をするかのように
私たちを揶揄した。




「知っとたか?
 前もな、七兵衛さんとこで・・・」


「ほんかいかいな!
 あないな人のとこで・・・」




『七兵衛さん』?

『前も』?




・・・んん?


私たち、何かしたっけ??