この組は
芹沢さん、あってのもの。



そうだ、新見さんの言うとおりだ。


ここで、芹沢さんの機嫌を損ねるわけにはいかない。



でも、それでも・・・!!



沖田は、芹沢を睨みつけた。




「では、この辺で失礼するよ」



そう言って、芹沢たちは帰っていった。













「ふぅ・・・」


芹沢がいなくなると
重苦しかった空気が軽くなった。




「璃桜」



土方がそう言うと
後ろの襖が開いて、
璃桜が姿を現した。




「今のが、芹沢さんだ。
 覚えたか?」



「・・・はい」




「あの人との接触は何が何でも避けろ。
 いいな?」




「・・・御意」