私、西本胡桃(にしもと くるみ)中学3年生。今日は待ちに待ったクラス替え。
親友のまりあと菜々と同じクラスだったらいいな!そう思いながらクラス表を見た。
やった。二人と同じだ。とてもうれしかった。でも・・・担任の名前を見たらクラスは違う仲のいい友達の好きな先生だった。なんだか心が落ち着かなかった。


最初は先生の事なんてどうでもよかった。でもなんだか心惹かれ行く自分になんだか
怖かった。でも私は心の中で自分の気持ちを封じこめた。

「胡桃~同じクラスだね。ちょー嬉しいんだけど。あと菜々も一緒!うちらはずっと
 一緒だね。(笑)」っと親友のまりあ。続いて菜々が・・・。
「ねえねえ 担任さ、佐藤先生じゃん。あの先生絶対子供好きそうだよねぇー」

「わかる!佐藤先生ってさ結婚してるのかなぁー」っとまりあ。あの先生って結婚してるのかなぁー。まあどうでもいいや(笑)
今の私はそうだった。どうして私はあの人のことを好きになったんだろ・・・

次の日、教室に行くといつもと違う感じ。あ、菜々発見。なんかいつもと違ってすごく暗そうに見える。

「菜々。おはよー。」
「胡桃おはよー。」
「どうかした?なんかいつもより元気なさそうに見える。なんかあった?」
「実は、彼氏と別れた。好きな人ができただって。ふられっちゃったよ」
「大丈夫、菜々はかわいいからまた新しい恋きっとできる。だから元気だして。」
「胡桃~。また新しい恋できるように頑張る。だけん応援してね!!」
「もちろんだよ!」そう言ってるとまりあが登校してきた。
「胡桃 菜々おはよー」
「「おはよー」」
「おおー2人息ぴったり(笑)ってか菜々泣きそうな顔してるけど
 どうかした?」


まりあにあったことを全部伝えた菜々。ほんと泣きそうな顔してる。かわいい(笑)

「そっか。また新しい恋できるように私、応援する!」っとまりあがいうと
3人で抱き合った。

チャイムがなり朝学活が始まる。
担任の佐藤先生が来る。ぼーとしてると佐藤先生と目があった。
まあ気にしない、気にしない。

1時限目は何かなと思い見ると体育だった。最悪だー。私の大っ嫌いな教科。
それも体育、佐藤先生だし。
2人はわくわくしたような笑顔で話してる。

「あれ?胡桃。顔色悪いけどどうかした?」と菜々。まりあが分かったように、
「胡桃~体育嫌いだからでしょ?」く~わかられてしまいしょうがなく頷く。
「そうだったね。胡桃。佐藤先生に教えてもらえば~?」っと菜々。
「絶対嫌だぁー」と言ってると体育館に先生が来て授業が始まる。