「結衣………こんなお母さんでごめんね?お父さん…いるよね。」



「わぁぁぁあ!そういう意味じゃないよぉ~!あたしはお父さんを責めてるの!お母さんを…………捨てたんだから!」



「私だけ捨てられたみたいな言い方しないでよ~!結衣も捨てられたんだからね!?」



「はいはい。そうですよ~でも、あたしはお母さんとこうやって笑ってられたらいいや!」



「ダメ!結衣は結衣の王子様を見つけるのよ!私の分も幸せになって!?」



「お母さん………………」



「ん?」



「そんな人、絶対居ないから!」



「絶対いる!」



「絶対いない!」



「いる!」



「いない!」



「何の話してるの?何だか楽しそうね!」



「あ!卯女ちゃん………って、それ何?」



「何って…どう見てもカレーでしょ?」



カレーって事くらい分かってるよ…卯女ちゃん。

あたしが言ってるのは、その‘量’だよ!!